皆さん、こんにちは。PASドローンスクール代表の竹林です。さて、ドローンを飛ばしている皆さんが今一番気がかりなこと、それは、6月に改正される航空法によって、ドローンが飛ばせなくなるの?折角資格を取ったのに、また国家試験を受けないといけないの?というところでは無いかなと思います。
今、分かっている範囲でお答えします。
まず、航空法改正で何が変わるかというと、一つ目は、今までできなかったことができるようになるということです。それは、第三者の上空を、補助者なしで、目視外で飛ばせるようになること。いわゆるレベル4というやつです。
二つ目は、一定の条件が揃うと、今までDIPSやFISSで飛行の都度に取っていた許可、承認を取らずにドローンを飛ばせるようになること、です。
そのために、今回、国によって機体認証制度と操縦ライセンス制度が創設されます。
簡単にいうと、レベル4飛行をするためには第一種の機体認証と1等のライセンスが必要になります。それ以外の飛行の場合には第2種の機体認証と2等のライセンスが必要となります。第2種の機体認証と2等ライセンスを持っていれば、危険度の高い特定の飛行を除き、都度の許可、承認は不要となります。但し、飛行日誌のような記録の保管が必要となるようです。
一方、これまでのように都度飛行の許可、承認を受けて飛行する場合は国家ライセンスは不要です。しかし、この場合はスムーズに飛行許可等を取得するためには、民間(これまで取得済み)の操縦ライセンスが有効となります。また、100グラム未満のドローンを飛ばす場合は、機体認証もライセンスも許可申請もすべて不要です。
今後の予定としては、12月頃を目処に、現在のドローンスクールのうち一定の基準を満たしているスクールが国に申請を行い「登録講習機関」となる予定です。車でいう教習所のような感じで、ここで国が指定する質と量を満たす講習を受け、合格したら、全国の試験会場でCBT方式の学科試験を受けます。学科試験は必ず国(指定試験機関)が開催するものを受験しなければいけません。
最後のポイントですが、すでにJUIDAなど管理団体が発行する操縦資格を持っている場合も、再度国家試験を受けなければいけないのか?についてですが、恐らく、受験科目や時間数などの減免措置が設定されるだろうということです。でも、全く何も無しで自動的に2等ライセンスがもらえるということにはならないようです。
JUIDAの場合、国家ライセンス制度が始まった後も、現行の操縦資格、安全運航管理者の各コースは残すようですし、新たにライトな資格制度についても検討していくようです。
では、追加情報がありましたら、またここでお知らせしますね。最後まで読んでいただき有り難うございました。
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